「見た目よし、性格よし、経済力よしの完璧の人よ。
まるで本物の王子様みたいな人ね!まあ、アタシの彼氏には敵わないけど!」
ノロケが混じった言葉に友輝は益々、不機嫌そうに顔を歪めた。
何も言わずにカレーを食べ続けている。
明美はというと彼氏の事を考えているのかニヤケ顔を披露している。
結局、何のために集まったのかが分からなくなっていた。
私的には助かったけど。
1人で安堵のタメ息を吐いていれば友輝の視線が突き刺さる。
「な……なに?」
「俺は認めないからな!!
そんな完璧な人間が都合よくお前の彼氏になるとか!!」
「……何それ……!」
タメ息交じりに笑みを零せば友輝は不貞腐れた様に私と明美を見る。
「何だよお前ら、知らない間に彼氏なんて作ってよ……。
俺たちの仲なんだから相談とか紹介くらいあってもいいだろ?」
友輝のひと言にハッとした様に目を開く。
私……明美に彼氏が出来たって聞いた時、いつまでも変わらないと思っていた3人の関係に変化が起きそうで不安を感じたんだ。
その時はいち早く友輝が察してくれて慰めてくれた。
それなのに、私は今同じ様な感情を友輝にさせているって事……?
不安が胸に募りだした時、この場に似つかない能天気な声が聞こえてくる。
「分かった分かった!今度、アタシの彼氏を2人に紹介するから!」
「は?いや、そう言う意味で言ったわけじゃないんだが……」
意外な展開になったからか友輝は焦り始めていた。
助けを求める様に私を見つめてくる。
私は軽く頷き明美の袖を引っ張る。
「相手の都合もあるんだし、無理しなくていいよ。
それに私たちも何かと忙しいし」
『ね?』とウインクをしながら友輝に言えば彼は察する様に大きく頷いた。
「そうそう!!葉月の言う取りだ!!」
この話はこれで終わるだろう、そう思っていた私たち。
でもその考えが甘かったとこが思い知らされる。
まるで本物の王子様みたいな人ね!まあ、アタシの彼氏には敵わないけど!」
ノロケが混じった言葉に友輝は益々、不機嫌そうに顔を歪めた。
何も言わずにカレーを食べ続けている。
明美はというと彼氏の事を考えているのかニヤケ顔を披露している。
結局、何のために集まったのかが分からなくなっていた。
私的には助かったけど。
1人で安堵のタメ息を吐いていれば友輝の視線が突き刺さる。
「な……なに?」
「俺は認めないからな!!
そんな完璧な人間が都合よくお前の彼氏になるとか!!」
「……何それ……!」
タメ息交じりに笑みを零せば友輝は不貞腐れた様に私と明美を見る。
「何だよお前ら、知らない間に彼氏なんて作ってよ……。
俺たちの仲なんだから相談とか紹介くらいあってもいいだろ?」
友輝のひと言にハッとした様に目を開く。
私……明美に彼氏が出来たって聞いた時、いつまでも変わらないと思っていた3人の関係に変化が起きそうで不安を感じたんだ。
その時はいち早く友輝が察してくれて慰めてくれた。
それなのに、私は今同じ様な感情を友輝にさせているって事……?
不安が胸に募りだした時、この場に似つかない能天気な声が聞こえてくる。
「分かった分かった!今度、アタシの彼氏を2人に紹介するから!」
「は?いや、そう言う意味で言ったわけじゃないんだが……」
意外な展開になったからか友輝は焦り始めていた。
助けを求める様に私を見つめてくる。
私は軽く頷き明美の袖を引っ張る。
「相手の都合もあるんだし、無理しなくていいよ。
それに私たちも何かと忙しいし」
『ね?』とウインクをしながら友輝に言えば彼は察する様に大きく頷いた。
「そうそう!!葉月の言う取りだ!!」
この話はこれで終わるだろう、そう思っていた私たち。
でもその考えが甘かったとこが思い知らされる。

