「じゃあ帰るか。送っていく、家はどこだ??」
「えっと……わっ……!?」
説明をしようとしたその時だった。
後ろからいきなり腕を引っ張られ、体が倒れそうになる。
目の前には驚きながらも私を助けようと手を伸ばす高梨部長がいる。
でも、その手は宙を掴み私に届く事はなかった。
「貴方は……」
高梨部長の低い声は敵意を表していた。
何事かと思い振り向けば、無表情の昴さんが立っていた。
倒れそうになった私の体を抱きしめる様に支えながら、真っ直ぐに高梨部長を見据えている。
「す……昴さん!?どうしてココに……」
さっき一緒にいた女性の姿はどこにもなく、彼の息が僅かに乱れているのが分かる。
状況がいまいち呑み込めず彼の腕の中で呆然としていたがハッと我に返る。
「は、離して下さい!!」
体を捩ろうとしてもビクともせず、私の抵抗は無駄に終わった。
「彼女に触らないで下さい」
そんな私を助ける様に高梨部長は鋭い眼光で昴さんを見ていた。
普段の高梨部長からは想像も出来ないくらいの恐い雰囲気に息を呑む事しか出来ない。
昴さんはというと、少しも怖気づく事はなかった。
それどころか、私の体を更に自分の方に引き寄せて挑発をしているかの様にも見える。
「……」
「……」
両者、一歩も譲らず視線を交じり合わせているが私は嫌な汗が浮き出てくる様に感じた。
「えっと……わっ……!?」
説明をしようとしたその時だった。
後ろからいきなり腕を引っ張られ、体が倒れそうになる。
目の前には驚きながらも私を助けようと手を伸ばす高梨部長がいる。
でも、その手は宙を掴み私に届く事はなかった。
「貴方は……」
高梨部長の低い声は敵意を表していた。
何事かと思い振り向けば、無表情の昴さんが立っていた。
倒れそうになった私の体を抱きしめる様に支えながら、真っ直ぐに高梨部長を見据えている。
「す……昴さん!?どうしてココに……」
さっき一緒にいた女性の姿はどこにもなく、彼の息が僅かに乱れているのが分かる。
状況がいまいち呑み込めず彼の腕の中で呆然としていたがハッと我に返る。
「は、離して下さい!!」
体を捩ろうとしてもビクともせず、私の抵抗は無駄に終わった。
「彼女に触らないで下さい」
そんな私を助ける様に高梨部長は鋭い眼光で昴さんを見ていた。
普段の高梨部長からは想像も出来ないくらいの恐い雰囲気に息を呑む事しか出来ない。
昴さんはというと、少しも怖気づく事はなかった。
それどころか、私の体を更に自分の方に引き寄せて挑発をしているかの様にも見える。
「……」
「……」
両者、一歩も譲らず視線を交じり合わせているが私は嫌な汗が浮き出てくる様に感じた。

