「……ムカつくんだよ。お前の幸せそうな顔を見ると」
「何ですかそれ!いいじゃないですか、凄く幸せなんですもん!」
好きな人と思いが通じ合って嬉しくない訳がない。
幸せに決まっている。
鼻歌交じりに頬杖を付いていれば急に腕を引っ張られる。
ガクンとバランスを崩し無理やり彼の腕の中へと押し込められてしまった。
「ちょっ……何なんですか!?」
「うるせぇ」
う……うるせぇって……。
何処までも自分勝手な昴さんに怒りを通り越して呆れが湧いてくる。
「……何してるんだ?」
「あっ……」
低い声に頭が真っ白になる。
顔を見なくても誰かなんてすぐに分かる。
「高梨部長……」
慌てた私は昴さんの胸板を押し返すがビクともしなかった。
「昴さん!離して下さい!」
「お前は黙ってろ」
更にキツク抱きしめられ身動きが取れなくなってしまった。
何を考えてるの?
高梨部長に嫌な想いをさせたくない。
そう思っていれば低い声が落とされた。
「俺の彼女に気安く触らないで下さい」
「あっ……」
足音が近づいてきたかと思えばいきなり腕を強く引っ張られる。
そして今度は高梨部長に肩を抱き寄せられていた。
「何ですかそれ!いいじゃないですか、凄く幸せなんですもん!」
好きな人と思いが通じ合って嬉しくない訳がない。
幸せに決まっている。
鼻歌交じりに頬杖を付いていれば急に腕を引っ張られる。
ガクンとバランスを崩し無理やり彼の腕の中へと押し込められてしまった。
「ちょっ……何なんですか!?」
「うるせぇ」
う……うるせぇって……。
何処までも自分勝手な昴さんに怒りを通り越して呆れが湧いてくる。
「……何してるんだ?」
「あっ……」
低い声に頭が真っ白になる。
顔を見なくても誰かなんてすぐに分かる。
「高梨部長……」
慌てた私は昴さんの胸板を押し返すがビクともしなかった。
「昴さん!離して下さい!」
「お前は黙ってろ」
更にキツク抱きしめられ身動きが取れなくなってしまった。
何を考えてるの?
高梨部長に嫌な想いをさせたくない。
そう思っていれば低い声が落とされた。
「俺の彼女に気安く触らないで下さい」
「あっ……」
足音が近づいてきたかと思えばいきなり腕を強く引っ張られる。
そして今度は高梨部長に肩を抱き寄せられていた。

