「さ……桜木!!」
「きゃっ!?」
さっきまで静かに私の話を聞いていたはずの高梨部長は勢いよく振り返った。
そして、正面から私の体を抱きしめてくれた。
少し痛いくらいの強さが、私の顔を緩ませていく。
この温もりが、お互いの気持ちが繋がったのだと実感させてくれる。
「本当か……?桜木も俺の事を……」
「……はい」
恥ずかしかったが素直に頷けば高梨部長は嬉しそうに声を弾ませた。
「嬉しい……本当に嬉しいよ!」
「高梨部長……私も嬉しいです」
高梨部長の反応が嬉しくて私も彼を思いっきり抱きしめる。
片想いが両想いになっただけなのに……。
凄く嬉しい。
今の私はきっと締まりの悪い顔をしているに違いない。
そう思いつつも引き締める事なく高梨部長の胸板に押し付けた。
「可愛い奴」
「か……からかわないで下さい!」
抱きしめながら私の後頭部を撫でる高梨部長。
密着したからだからお互いの鼓動が交じり合い心地の良いリズムを刻んでいた。
「桜木」
「……はい」
ゆっくりと体を離し、真っ直ぐに私を見る。
そして優しく目を細めると直ぐに真剣な顔つきに変わる。
「俺と付き合って下さい」
ストレートなその言葉は私の心を弾ませる。
答え何て決まっている。
私は間髪入れずに笑顔で頷いた。
「きゃっ!?」
さっきまで静かに私の話を聞いていたはずの高梨部長は勢いよく振り返った。
そして、正面から私の体を抱きしめてくれた。
少し痛いくらいの強さが、私の顔を緩ませていく。
この温もりが、お互いの気持ちが繋がったのだと実感させてくれる。
「本当か……?桜木も俺の事を……」
「……はい」
恥ずかしかったが素直に頷けば高梨部長は嬉しそうに声を弾ませた。
「嬉しい……本当に嬉しいよ!」
「高梨部長……私も嬉しいです」
高梨部長の反応が嬉しくて私も彼を思いっきり抱きしめる。
片想いが両想いになっただけなのに……。
凄く嬉しい。
今の私はきっと締まりの悪い顔をしているに違いない。
そう思いつつも引き締める事なく高梨部長の胸板に押し付けた。
「可愛い奴」
「か……からかわないで下さい!」
抱きしめながら私の後頭部を撫でる高梨部長。
密着したからだからお互いの鼓動が交じり合い心地の良いリズムを刻んでいた。
「桜木」
「……はい」
ゆっくりと体を離し、真っ直ぐに私を見る。
そして優しく目を細めると直ぐに真剣な顔つきに変わる。
「俺と付き合って下さい」
ストレートなその言葉は私の心を弾ませる。
答え何て決まっている。
私は間髪入れずに笑顔で頷いた。

