「コイツ等は1人1人ちゃんと生きている」
「え……?」
「個性もある、強い意志もある、まるで本当に生きているかの様にな。
キャラとしては光るものがある、まあ、17設定だったらな」
「……」
昴さんの言葉に何も言えなくなると同時に涙が出そうになる。
それは哀しさでも悔しさでもない。
嬉しさからだ。
『1人1人ちゃんと生きている』
『キャラとしては光るものがある』
そんな事を言われて嬉しくない訳がない。
ジワリと胸が熱くなって何も考えられない。
「うっ……」
堪え切れず涙が溢れ出てくる。
「お……おい、泣くな!
言いすぎたのか……?悪かった……」
昴さんは焦りながら私を見ていた。
オロオロとしながらも心配そうに……。
やはり彼は優しい人だ。
勘違いさせたままではいけないと思い首を横に振った。
「違います!嬉しくて……」
「は?」
「昴さんが登場人物たちの気持ちを汲み取ってくれたのが本当に嬉しかったんです」
涙は止まらないが、自然に笑顔が溢れ出てくる。
なんか不思議だな、昴さんの言葉1つで嬉しくも哀しくもなる。
でも、彼の傍にいると落ち着くんだ。
自分を作らなくていいって思えてくる。
多分、昴さんが私の前で素を見せてくれるから私も素でいていいんだって思えるからだろう。
彼なら素を見せても受け入れてくれるし嫌われない……。
そう考えてハッとする。
何で私は昴さんに嫌われたくないと思っているのだろう?
別に嫌われようが受け入れて貰えなかろうが関係ないのに……。
少し戸惑っていれば『ふっ』と小さな笑い声が聞こえてきた。
「昴さん?」
「本当に変な奴」
「だーかーら……昴さんには負けますって!」
笑いながら言えば昴さんも小さく笑いだす。
こんな些細なやり取りに胸は温かくなっていく。
「え……?」
「個性もある、強い意志もある、まるで本当に生きているかの様にな。
キャラとしては光るものがある、まあ、17設定だったらな」
「……」
昴さんの言葉に何も言えなくなると同時に涙が出そうになる。
それは哀しさでも悔しさでもない。
嬉しさからだ。
『1人1人ちゃんと生きている』
『キャラとしては光るものがある』
そんな事を言われて嬉しくない訳がない。
ジワリと胸が熱くなって何も考えられない。
「うっ……」
堪え切れず涙が溢れ出てくる。
「お……おい、泣くな!
言いすぎたのか……?悪かった……」
昴さんは焦りながら私を見ていた。
オロオロとしながらも心配そうに……。
やはり彼は優しい人だ。
勘違いさせたままではいけないと思い首を横に振った。
「違います!嬉しくて……」
「は?」
「昴さんが登場人物たちの気持ちを汲み取ってくれたのが本当に嬉しかったんです」
涙は止まらないが、自然に笑顔が溢れ出てくる。
なんか不思議だな、昴さんの言葉1つで嬉しくも哀しくもなる。
でも、彼の傍にいると落ち着くんだ。
自分を作らなくていいって思えてくる。
多分、昴さんが私の前で素を見せてくれるから私も素でいていいんだって思えるからだろう。
彼なら素を見せても受け入れてくれるし嫌われない……。
そう考えてハッとする。
何で私は昴さんに嫌われたくないと思っているのだろう?
別に嫌われようが受け入れて貰えなかろうが関係ないのに……。
少し戸惑っていれば『ふっ』と小さな笑い声が聞こえてきた。
「昴さん?」
「本当に変な奴」
「だーかーら……昴さんには負けますって!」
笑いながら言えば昴さんも小さく笑いだす。
こんな些細なやり取りに胸は温かくなっていく。

