「気が変わった、協力してやるよ」
「え!?」
突然の言葉に大きな声を出してしまう。
煩かったのか新條さんの声は不機嫌そうなものへと変わった。
「お前と一緒にいればこの感情が何なのか分かる気がするんだよ」
「本当ですか!?ありがとうござ……」
「だが報酬は貰う」
お礼を言おうとすれば遮る様に新條さんが口を挟む。
だが私は嬉しい気持ちでいっぱいだった。
協力してくれるんだから報酬くらい出しますとも!
軽く考えながら新條さんを見上げる。
「勿論ですよ!お金の……」
「さっきも言ったろ?金は要らない」
「え?じゃあ何が欲しいんですか?」
キッパリと言い放つと新條さんは私を離しベッドから降りてしまう。
お金が要らないなら何が欲しいの?
高級な物なんて私には用意できないし、そもそも彼は自分から何かを欲しがるようなタイプではない気がする。
呆然とその背中を見送っていれば新條さんは急に振り返る。
そして、不気味な笑顔と共に予想外の言葉を私に向けた。
「ココに住め」
「……はい?」
「今日からココに住んで俺の見回りの世話をしろ。
それが条件で協力してやる」
「……」
開いた口が塞がらない、とはまさにこの事だろう。
絶叫したくても声が出ないのだ、人間本当に驚くと声すら出なくなるらしい。
金魚みたいにパクパクと口を動かしていれば新條さんはフッと鼻で笑いこっちへと向かって歩いてくる。
「へ……?」
ヒンヤリとした手が私の頬に触れる。
冷たいはずなのに彼の体温と私の体温が交じり合い、これでもかってくらいの熱を生んでいた。
「え!?」
突然の言葉に大きな声を出してしまう。
煩かったのか新條さんの声は不機嫌そうなものへと変わった。
「お前と一緒にいればこの感情が何なのか分かる気がするんだよ」
「本当ですか!?ありがとうござ……」
「だが報酬は貰う」
お礼を言おうとすれば遮る様に新條さんが口を挟む。
だが私は嬉しい気持ちでいっぱいだった。
協力してくれるんだから報酬くらい出しますとも!
軽く考えながら新條さんを見上げる。
「勿論ですよ!お金の……」
「さっきも言ったろ?金は要らない」
「え?じゃあ何が欲しいんですか?」
キッパリと言い放つと新條さんは私を離しベッドから降りてしまう。
お金が要らないなら何が欲しいの?
高級な物なんて私には用意できないし、そもそも彼は自分から何かを欲しがるようなタイプではない気がする。
呆然とその背中を見送っていれば新條さんは急に振り返る。
そして、不気味な笑顔と共に予想外の言葉を私に向けた。
「ココに住め」
「……はい?」
「今日からココに住んで俺の見回りの世話をしろ。
それが条件で協力してやる」
「……」
開いた口が塞がらない、とはまさにこの事だろう。
絶叫したくても声が出ないのだ、人間本当に驚くと声すら出なくなるらしい。
金魚みたいにパクパクと口を動かしていれば新條さんはフッと鼻で笑いこっちへと向かって歩いてくる。
「へ……?」
ヒンヤリとした手が私の頬に触れる。
冷たいはずなのに彼の体温と私の体温が交じり合い、これでもかってくらいの熱を生んでいた。

