「……それで【大人の恋愛】を俺に教えて欲しいって訳か?」
「は……はい、その通りです」
ケーキを食べながら、私がココに来た目的を新條さんに話した。
大方は友輝が言ってくれたみたいで私はそれを補う様に話すだけだったが……。
全てを話し終え、後は新條さんの返事を聞くだけだった。
両手を膝に置きながら彼の言葉を待っていれば、新條さんは柔らかく笑みを浮かべた。
もしかしてOKしてくれるのだろうか?
甘い期待で胸を膨らませていれば、急に彼の顔が不敵な笑みへと変貌した。
「無理」
「……」
やっぱり、その言葉を呑み込んだ。
彼がOKしてくれるはずないのだ。
忘れかけていたがこの人は女の人を騙す最低な男なのだ。
「俺に何の利益があるんだ?」
確かにその通りなんだけど……。
手伝ってくれてもいいじゃない、そう思いながら彼を軽く睨む。
新條さんは鼻で笑うとケーキを口に運んでいた。
甘い物が好きなのか幸せそうな顔をする彼を見ているとこっちまで幸せになる気がした。
そんな呑気な考えを振り払うため軽く頭を横に振る。
「そ……それは……しょ、小説のアイディアに繋がるんじゃないですか?」
「はぁ?」
「さっき新條さんが言ってくれたじゃないですか!
私みたいな人に初めて会ったって!」
「それが?」
「だ……だから新しいタイプの人間と関わる事で創作意欲が湧いてくると思います!」
思いつきで言った事だったが、中々筋が通っているはずだ。
自信満々に言えば新條さんは呆れた様にタメ息を吐いた。
「は……はい、その通りです」
ケーキを食べながら、私がココに来た目的を新條さんに話した。
大方は友輝が言ってくれたみたいで私はそれを補う様に話すだけだったが……。
全てを話し終え、後は新條さんの返事を聞くだけだった。
両手を膝に置きながら彼の言葉を待っていれば、新條さんは柔らかく笑みを浮かべた。
もしかしてOKしてくれるのだろうか?
甘い期待で胸を膨らませていれば、急に彼の顔が不敵な笑みへと変貌した。
「無理」
「……」
やっぱり、その言葉を呑み込んだ。
彼がOKしてくれるはずないのだ。
忘れかけていたがこの人は女の人を騙す最低な男なのだ。
「俺に何の利益があるんだ?」
確かにその通りなんだけど……。
手伝ってくれてもいいじゃない、そう思いながら彼を軽く睨む。
新條さんは鼻で笑うとケーキを口に運んでいた。
甘い物が好きなのか幸せそうな顔をする彼を見ているとこっちまで幸せになる気がした。
そんな呑気な考えを振り払うため軽く頭を横に振る。
「そ……それは……しょ、小説のアイディアに繋がるんじゃないですか?」
「はぁ?」
「さっき新條さんが言ってくれたじゃないですか!
私みたいな人に初めて会ったって!」
「それが?」
「だ……だから新しいタイプの人間と関わる事で創作意欲が湧いてくると思います!」
思いつきで言った事だったが、中々筋が通っているはずだ。
自信満々に言えば新條さんは呆れた様にタメ息を吐いた。

