そう、待ち合わせは2時で間違いない。
と、いう事は……2時間30分もこの人は遅れてきたって事?
なんの悪びれもない表情をする彼を見ていると沸々と怒りが沸いてくる。
確かに私が会いたくて時間を作って貰った。
用事があるのも私だ、彼にとっては何のメリットもないだろう。
でも……約束をしたからにはちゃんと守ってくれたっていいじゃない。
「……新條さん、お忙しい中すみません。
でも、遅れてきた理由を教えて頂けませんか?差支えがなければ」
それくらい知る権利があるだろう。
少し嫌味っぽく言えば新條さんは意外にもさらっと答えてくれる。
でも、それは驚きの内容だった。
「女と会ってた」
「……はい?」
「前に言っただろう?
生活するためにはちょくちょく会わなきゃいけないって」
「だ……だからって私との待ち合わせがあるのにっ!!」
「向こうが先だった」
なにこの人、本当に常識が通じない。
謝罪1つないなんて……。
「私が無理に言ってお時間を作っていただいたので怒る資格はありません。
でも、連絡くらいくれたっていいじゃないですか!」
「……鍵を渡しただろう?」
「だからそういう事ではなくて……」
言いかけた言葉を呑みこんで新條さんを見上げる。
もしかしてこの人は最初から待ち合わせ時間に間に合わせる気がなかったのかもしれない。
だから鍵を渡して家の中で待ってるようにさせたんだ。
「何なんですか貴方は!!」
「はあ?何いきなり怒鳴って……」
「2時間半も待たされたら怒りますよ!
例え私が呼びだしたとしても!」
「……」
我慢の限界が来た私は思わず声を荒げてしまう。
新條さんはそんな私を驚いた顔で見てきた。
と、いう事は……2時間30分もこの人は遅れてきたって事?
なんの悪びれもない表情をする彼を見ていると沸々と怒りが沸いてくる。
確かに私が会いたくて時間を作って貰った。
用事があるのも私だ、彼にとっては何のメリットもないだろう。
でも……約束をしたからにはちゃんと守ってくれたっていいじゃない。
「……新條さん、お忙しい中すみません。
でも、遅れてきた理由を教えて頂けませんか?差支えがなければ」
それくらい知る権利があるだろう。
少し嫌味っぽく言えば新條さんは意外にもさらっと答えてくれる。
でも、それは驚きの内容だった。
「女と会ってた」
「……はい?」
「前に言っただろう?
生活するためにはちょくちょく会わなきゃいけないって」
「だ……だからって私との待ち合わせがあるのにっ!!」
「向こうが先だった」
なにこの人、本当に常識が通じない。
謝罪1つないなんて……。
「私が無理に言ってお時間を作っていただいたので怒る資格はありません。
でも、連絡くらいくれたっていいじゃないですか!」
「……鍵を渡しただろう?」
「だからそういう事ではなくて……」
言いかけた言葉を呑みこんで新條さんを見上げる。
もしかしてこの人は最初から待ち合わせ時間に間に合わせる気がなかったのかもしれない。
だから鍵を渡して家の中で待ってるようにさせたんだ。
「何なんですか貴方は!!」
「はあ?何いきなり怒鳴って……」
「2時間半も待たされたら怒りますよ!
例え私が呼びだしたとしても!」
「……」
我慢の限界が来た私は思わず声を荒げてしまう。
新條さんはそんな私を驚いた顔で見てきた。

