「……さく……さん……桜木さん……」
なんか声が聞こえるきがする。
でも眠たくて目を開けたくない。
真っ暗な視界の中で眠気と闘っていれば肩に軽く衝撃が走る。
誰かに揺らされているみたいだ。
「んっ……し……新條さん……?」
重たい瞼を無理やりこじ開ければ、すぐ目の前に新條さんの顔があった。
「す……すみません!
私……眠ってたみたいで……!!」
慌てて彼を見ていれば一瞬だけ呆れた様な顔をされた気がした。
でも直ぐに爽やかな笑顔へと戻る。
「何で家の中で待っていないんですか?
……鍵は持っているでしょう?」
新條さんは私の手を掴み立たせると不思議そうに首を傾げた。
「あっはい!持ってます!」
新條さんに鍵を差し出して私は笑顔を浮かべる。
「じゃあ入っていれば良かったじゃないですか」
「だっていくら許可を貰ったからといって勝手に入るのはちょっと……」
問われた事に素直に答えれば、新條さんは一瞬だけ目を丸くした。
そして何かを言いたそうに口を開きかけたが、何も言わずに玄関の鍵を開けて私を中へと促した。
「どうぞ、入ってください」
「はい、お邪魔します」
家の中に入り、扉が閉まった瞬間、彼の爽やかな仮面はいとも簡単に脱ぎ捨てられた。
なんか声が聞こえるきがする。
でも眠たくて目を開けたくない。
真っ暗な視界の中で眠気と闘っていれば肩に軽く衝撃が走る。
誰かに揺らされているみたいだ。
「んっ……し……新條さん……?」
重たい瞼を無理やりこじ開ければ、すぐ目の前に新條さんの顔があった。
「す……すみません!
私……眠ってたみたいで……!!」
慌てて彼を見ていれば一瞬だけ呆れた様な顔をされた気がした。
でも直ぐに爽やかな笑顔へと戻る。
「何で家の中で待っていないんですか?
……鍵は持っているでしょう?」
新條さんは私の手を掴み立たせると不思議そうに首を傾げた。
「あっはい!持ってます!」
新條さんに鍵を差し出して私は笑顔を浮かべる。
「じゃあ入っていれば良かったじゃないですか」
「だっていくら許可を貰ったからといって勝手に入るのはちょっと……」
問われた事に素直に答えれば、新條さんは一瞬だけ目を丸くした。
そして何かを言いたそうに口を開きかけたが、何も言わずに玄関の鍵を開けて私を中へと促した。
「どうぞ、入ってください」
「はい、お邪魔します」
家の中に入り、扉が閉まった瞬間、彼の爽やかな仮面はいとも簡単に脱ぎ捨てられた。

