教室の中からはキャーッという歓声が聞こえてくる。 私はその声から逃げるように一目散に走った。 信じてたのに。 友達だと思ってたのに。 夢愛は一度も私を友達だと思ったことがなかった? ─────もし、さくらに本当に好きな人ができたら私に一番に報告してよ ─────じゃあ、約束! それじゃあ………