「ひとつ質問してもいい?」
先生の言葉に、私はコクンと頷いた。
「今の話はわかったよ。だけどさ……」
先生はそこで一旦切ると、私の顔を見てこう尋ねた。
「なんで夏本や山本を『うわべだけの友達』だって思うの?
つか、なんでさくらは友達を作んないの?」
そう聞かれて私は返答につまってしまった。
そういえば、前にも先生に聞かれた。
─────お前、なにがあった?
そのときは答えれなかった。
「先生には関係ない」とバッサリ切り捨ててしまった。
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