「……………」
そんなにバレバレだったのかな………
なんかちょっと恥ずかしい。
さらに顔が赤くなった私を見て、戸山くんがカイロを持っていない方の手で顔を覆う。
「ちょっと意地悪した。ごめん」
戸山くんはそう言うと、私にカイロを返して足早に雪の中を歩いて行った。
やがて、荷物を持って歩く他の生徒たちに紛れて見えなくなって。
気がつくと、吉澤先生の姿もなかった。
なんか、よくわかんない人だな。
吉澤先生も、……………戸山くんも。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…