「うわ〜〜!!」



すると突然、バスを降りたメグが歓声をあげた。



それもそのはず。



バスを降りた私たちの前に広がっていたのは一面の銀世界。



真っ白な雪が私たちの足元に降り積もっていたのだから。



「うっわー!雪!めっちゃ積もってる!」



メグが瞳をキラキラさせながらピョンピョンと飛び跳ねる。



「メグ喜びすぎ。小学生みたい」



そう言って呆れたようにメグを見つめる佳奈もどことなく嬉しそう。



私も、メグみたいに口には出さなかったけど雪を見て少しだけテンションが上がった。



向こうの方では同じく雪を見てテンションが上がったのか、男子たちがさっそく雪合戦を始めている。