裕翔side 「おはよ」 いつも通り、すれ違う生徒たちに挨拶を返しながら職員室へと歩く。 だけど、なぜか今日は様子がおかしい。 すれ違う生徒がみんな俺の顔をちらちら見てくる。 なんだよこれ。 こんなに見られるとなんか気持ち悪い。 怪訝に思いながら歩いていると、 「吉澤先生〜!」 後ろから誰かに呼びかけられた。