まさか…… はっと声のした方を振り向くと、そこには吉澤先生の姿があった。 「吉澤先生……」 「なんか物音すんなーって思って来てみたら、さっきまで誰もいなかった教室にお前がいんだもん。 まじビビったし」 フッと笑う先生の手には、見覚えのある鍵。