先輩はイジワル



たまたま持ってた、明葵の写真を見せて

「このくらいの背でこんな子見ませんでした??」



と駆け回る私と朱里。


いない…。



「朱里。
学校に電話したほうが…」


「て、言っても…
電話番号知らないし!!!」


あ、そうだった!


知らないんじゃ…意味無いよ。


「はぁ……」


そうため息を付いたきり、一向にしゃべらなくなる朱里。


「あか、り?」


恐る恐る聞いてみると


ひらめいた顔をして私を見てくる。


なんか変な無茶ぶり辞めてよ~


「梓紗!学校先に行ってて!」


「へ?」


びっくりして、つい間抜けな声が出てしまう。



「そして、先生に伝えるの!
おねがい!!」


両手を前にして、目をつぶってお願いされる。


「え…っと…朱里は?どうするの?」


「その間、ずっと探してるから。
もし、見たって人いたら連絡するから。

とにかく、梓紗は先生に2人遅れますって伝えて!」


「え。あ…う、うん!」


焦りながらもスクバを持ち直して、全力ダッシュをする。