あたしは2人分のカプチーノを注文して、彼女の向かい側に座った。

「あたし、谷崎かりん!!もしよかったら話聞かせて?」


彼女は小さく消えそうな声で話はじめた。

「あたしは…佐々木佳代…」

佳代は一口カプチーノに口をつけると続けた

「実は彼氏との子がいるんだけど…」

そういうとお腹を撫でた。
その目は愛おしそうにも見えたが悲しそうだった。

「彼は…おろせって…」
また佳代は涙を浮かべる。
そんな佳代をあたしはいつの間にか抱きしめていた。