「ごゆっくりどうぞ~」
爽やかな店員の声と共に2人のもとにカプチーノがおかれた。
「う~んいい匂い」
「ばかっ!!いいのは味よ!!」
美穂に促され泡をすくって口に運んだ。
「ーっ!!」
なんとも言えない風味があたしをおどろかす。
香ばしく口の中に広がった泡はとてつもない存在感で味覚を支配する。
こくのある泡はすぐに消えてなくなった。
口に入れたときはあんなに存在感が絶大だったのに…簡単に消え失せるんだ。
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