コント集「探偵と助手」

北海道
貴婦人邸。

探偵「失礼いたしまーす、うわー、超豪邸っすねぇ」

貴婦人「維持費が大変で、ひぃひぃですのよ」

探偵「あ、そうなんすねぇ」

貴婦人「お茶、飲まれますか」

探偵「頂けますか」

貴婦人「えー」

探偵「おめーから、勧めといて何よ」

貴婦人「いや、一応、言うには言ったけどさ」

探偵「え、じゃなに、断ったら良かったの」

貴婦人「そうねぇ…」

探偵「じゃ、いいよ」

貴婦人「遠慮は罪ですよ」

探偵「いやお前なによ!」

貴婦人「いや、この押し問答を楽しみたいっつぅか。人恋しいっつうか」

探偵「知らんわ」

貴婦人「主人が亡くなってからというもの。私は、ただの一人ぼっちでして…」

探偵「友達は…」

貴婦人「そんなものはおらん」

探偵「そうなんだ」

貴婦人「所詮、虚栄心にまみれた、ゲスな奴らばかりですよ」

探偵「そういう姿勢は良くないなぁ」

貴婦人「なに、雇われてる身で、わたしを批判されるおつもり?」

探偵「いや、それを持ち出すかよ」

貴婦人「あんた、雇われてンだからね」

探偵「いや、どっちがゲスなのよ…」

貴婦人「はい?」

探偵「何でもないですけど…いいから、仕事しましょう」