コント集「探偵と助手」

貴婦人「あなたは誰でございますか」

探偵「僕はあの、探偵なんですけどね」

貴婦人「はい?」

探偵「探偵」

貴婦人「盾?」

探偵「誰が盾やねん。探偵や」

貴婦人「あ、盾ですか。矛はどこに」

探偵「うるせぇんだわ」

貴婦人「あ、刑事さんですか」

探偵「いや、探偵だってのに」

貴婦人「あの、すいませんけど、人違いじゃないんですか」

探偵「いやだって、あなた、北海道の貴婦人でしょ」

貴婦人「いかにも、わしゃあ、北海道の貴婦人だす」

探偵「何でいきなりそんな喋り方やねん」

貴婦人「時々なるんです」

探偵「お宅の遠い親戚の宮沢さんに紹介されたんですけど」

貴婦人「あ、宮沢さん!だーれ」

探偵「何で知らんねん」

貴婦人「嘘よ、嘘。あ~、宮沢くんの言ってた、胡散臭い探偵ってあなたね~」

探偵「いや、誰が胡散臭い探偵やねん」

貴婦人「私の犬と猫を探して下さいまし!」

探偵「つうかさ、私、今、これ、東京なんですよ。あんた、そこ、北海道でしょ」

貴婦人「そうですよ。ゲ、なんで知ってんの。も、もしかして、ストーキング…」

探偵「いや、宮沢から聞いたねん!」