私は今日から高校生♪

友達も恋も頑張ろーっと!!!!!

あっ、勉強もねっ




「いちごー!!!!!おはよっ」


「おはよっ!!!!!」



この子は


藤堂 ラムネ―Todo Ramune―

ちょー可愛くて一緒にいて癒される♪

中学からの仲でちょー大好き♡



「今日から頑張ろうねっ!!!!いちごっ」


「うん!!!!」






「ねぇねぇ、あの子かっこよくない??」

「ほんとだー、ちょっと行ってみよーよ!!!!!」





かっこいい人??


「ねぇーねぇーラムネ!!なんか、かっこいい人いるんだって!!!!!」



「どーせ、高校で会えるんだからいいでしょ??」




「うーん、そうだけどさぁ……」



どんな人か見てみたい...

もしかして、これが私の初恋だったら...




「はぁ、着いたね!!!!!!」



「やっぱり校舎きれいだね!!!!!!」



「キャー☆」

「かっこいい♡」

「やばぁーいっ☆」








「ほらっ、いちごっ!」



「ん?」



「見てきなよっ!!!!!イケメンくんを!」



「うん!」



すっごい、女の子達だ...いっぱいいる。


一目見るだけでいいんだっ!!



あっ……あれかな...



本当にかっこいい...

背が高くて、顔はめちゃくちゃ整ってて、あの優しいスマイル!!




――――ドンッ!!!



「いった!!」



「ちょっと!邪魔なんだけど...」

「ご、ごめんなさいっ」



トントントントントン



目線の先には男の子の靴が見えた


見上げてみると...


「あっ!!!!!!!」



あのイケメンくんだっ!



「大丈夫か?ケガは?」



は、話しかけられてる?こんな平凡少女が!?




「だ、だ、大丈夫です!!」



「血でてるぞ、大丈夫じゃねーじゃん」



「ば、絆創膏あるんで!」



「行くぞ。」



「え……あっちょっ!」



い、今私イケメンくんに手引かれてる!?

心臓がうるさいよー!!



「先生いねーな」



「だ、だから大丈夫だよ!!」



「いーよ、鍵開いてるから俺が、手当てする」



「え!?でも……」



「いーから黙っとけ」



「はい……」




やばい...

イケメンくんに膝を触られている!?

恥ずかしい...




「名前は?」



「え!?」


「だから名前...なんだ?」