僕は暫く、建物と医師のギャップに唖然としていたが、少し安心した気分になって廊下に足を踏み入れた。
廊下の突き当たり、右手側に、「カウンセリングルーム」とプラカードが貼ってある扉があり、僕はそれを開けた。
僕はまた一瞬面食らった。その部屋は、あの薄暗い廊下からは想像も出来ないくらい、明るい部屋だったのだ。窓の外にはブロック塀の外から見た木(恐らくサテツであろう)が繁り、調度良い具合に木漏れ日を部屋に投げ入れていた。
その部屋のちょうど真ん中に、一人掛けのリクライニングソファが二つ、向かい合わせよりも少し斜めの角度で並べてあった。その脇に、先程の医師が立っている。
「どうぞ、座って下さい」
あの爽やかな低い声が聞こえた。
僕は言われるがまま、ソファに腰掛けた。
廊下の突き当たり、右手側に、「カウンセリングルーム」とプラカードが貼ってある扉があり、僕はそれを開けた。
僕はまた一瞬面食らった。その部屋は、あの薄暗い廊下からは想像も出来ないくらい、明るい部屋だったのだ。窓の外にはブロック塀の外から見た木(恐らくサテツであろう)が繁り、調度良い具合に木漏れ日を部屋に投げ入れていた。
その部屋のちょうど真ん中に、一人掛けのリクライニングソファが二つ、向かい合わせよりも少し斜めの角度で並べてあった。その脇に、先程の医師が立っている。
「どうぞ、座って下さい」
あの爽やかな低い声が聞こえた。
僕は言われるがまま、ソファに腰掛けた。

