その日は何だかとても晴れた6月のことだった。 「なな、今日競馬場行かない?」 専門学生の私、月島梓は数日前にキャバクラ を始めた。 理由は就職先も決まり 接客が少しでも出来るようになったら いいなってゆうのと 周りの友達がやっていてお金の面で 普通の学生より余裕があって羨ましかった からだ。 そして今日指名のお客さんに 競馬場に呼ばれひとりで行くのも なんだったから友達を誘っている所だ。