「いやぁ……もう…いや…いや……

いやだの！…疲れたよ……翔琉…」




「大丈夫だから。落ち着こ」





自分でもコントロールできない


なんで？


おかしくなっちゃいそうだよ…





モヤモヤとあの嫌な感じが心臓のあたりをおおった






「……たいｯ…！」





いきなり鷲掴みにされたような痛み




「ﾊｧﾊｧ…んーｯたい…！」




「咲？さーき。深呼吸」





「うぁｯﾋｯｸ…いｯ…ﾊｧ」





痛い…


苦しい…





私いつの間にこんなに弱くなったんだろう




気付いたら翔琉に全体重を預けていて自分ではもう座ることもできなかった






「咲。大丈夫だよ」





体は熱くて重いし、痛くて苦しい






私…


死ぬの…？