コンコンー



「咲。どうした?」



ナースコールを押してすぐに翔琉がきてくれた




「ハァハァッ…グスンケホッ」



「大丈夫大丈夫…深呼吸だよ」



「ハァッグスン…ハァケホッ」




「大丈夫……大丈夫…」






やっぱり翔琉の大丈夫が1番落ち着く




「ハァ……ハァ……」




「ん。おいで」




翔琉が手を広げてくれて私はそこに飛び込んだ






「ぎゅーしてほしい?」


「ん……」





「ぎゅーーーーーー」




「く、苦しい…ばか」




「はは。また変な夢見たの?」



「うん……」




「そっかそっか。…明日ねぇちゃんの話してみる?」



「美香さん?」




「そう。ねぇちゃん話聞くのすっげー上手だから話したら楽になると思う」




「……話してみる」




「うん。そうしな。明日は俺仕事だけどねぇちゃん休みだからうちに呼ぶよ」




「うん」