「ごめんな。俺が守れなくて…

ほんとにごめんな…」



「うんん」



「……咲のとなりにいる資格が俺にあるのかわからなくなってきた」



「…なんで…?」




「咲は俺といるようになってから色々辛いことにあってる。その原因が俺の時だってあったし、俺が全然気づけないこともあった」



「そんなことない…」



「なぁ咲。咲は俺といて幸せか?」



「幸せに決まってる!翔琉がいるから、笑えるようになったんだよ…?

翔琉がいなくなったら…私…どうしたらいいの…?」




「咲……」



「お願い…!私の前から消えないで…」





「ありがとう…愛してる」




ぎゅーっともう一度抱きしめられた





離れたくない


絶対に




何があっても






そう思えた。