「紗希の好きな人の髪の色は?」 「赤ぁ…。」 その瞬間、俺は紗希を抱きしめた。 そんなの俺しかいねぇだろ。 俺は最近髪に赤メッシュをいれた。 体型だって、ピンポイントで俺じゃん。 「なん、で…。抱きし、めた、り…すん、の…。」 「泣いてるから。紗希が俺のことを思って泣いてくれてるから。」 多分、紗希は聞くのが辛くなったんだろう。 自分の好きな人が、自分じゃない人のことを思って話しているのを見て。 ま、勘違いだけど。