「さすがに雑魚ばっかを相手にしても金が稼げないな。そろそろボスに挑戦してみるか」
DREAMWORLDこの世界にはたくさんの大きな扉があり、いろいろな場所に繋がっている。その中の赤い扉を開けた。
「流石に広いな」
そこは何もないのにとても明るく奥にはモンスターが待ち構えていた。
「誰だ私に挑戦しようという生意気なやつは!!」
「えっ…?」
そこには金髪のとても美しい女がいた。俺はその美しさに見とれてしまい体が動かなかった。
「我が名はアテナ光の神だ!私に勝つことができればなんでも願いを叶えよう。」
俺はやっと正気に戻り背中に背負った大剣を抜いてその女に言った。
「俺が勝つことができたら、俺のパートナーになれ!」
「よかろう。しかしお前が勝てばの話だがな」
この世界ではモンスターをパートナーにすることができる。パートナーとは契約を交わし自分が現実で生き、この夢の世界で生きているまでずっと一緒にいることができる存在だ
「はぁぁぁぁ!!」
アテナの体めがけて大剣を大きく斜め下に斬りつけた。しかしその攻撃はアテナの周りにある結界のようなものに阻止された。
「なんでだ!なんで当たらない!」
俺は悔しさでそんな言葉しかでなかった。
「それはお前が弱いからだ。貴様がどんなに攻撃をしても私には当てることはできない」
「くっ…」
『ライトニングスピア!!』
アテナから飛んでくる稲妻の槍は俺の体を貫いた。


目を開けると自分の部屋で時計を見ると午前2時だった。
「負けた…のか」
そんなことを言い俺はまた目を閉じた。