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あの後、戸惑う私など気にもせずに

腕を引かれ、連れてこれたのは




 




「...ここ、、ですか?」



『うん。』





生徒会室。


扉は木造作りになっていて、
どこか重みがある。








『さ、入って。』


「...はい。」







中にはいると、

誰もいなかった。





「あれ..、他の方は、『あー。分かんない。』







部屋に入るなり、

ドサッと備え付けのソファに腰掛ける先輩。




突っ立ったままの私を見て、

おいで。と優しく手招きしてくる。








「..あ、はい、」



『..ふふっ、』




警戒心を忘れずに、

ゆっくりゆっくりと先輩に近づく。





『なんか、凄い慎重だね。』



「そ、んなことないですよ、」







目を逸らすと、''ほら。早く。''と

先輩が私の手首を引っ張って







「きゃっ..」


ソファに寝転んだ先輩に

覆い被さるように
私が倒れ込む。










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『...やだ、積極的。』




「ひっ...!?」





私を下から見上げる先輩。

先輩を見下ろす私。







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『...ふつう、女の子は下なんだけどね。』


「そ、いう問題じゃ... 『大丈夫だよ、』













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『まだ、襲ったりしないから。』



「なっ!んなこと想像してません!」







 






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ははっ、て小さな笑い声。

やっぱり笑うと
子犬みたいに可愛いくて。












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ほんの少し、

ドキッてしたの。











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