私は窓に背を向け、鎖の限り窓から離れた。
それと同時にドアは開かれ、3人の男達が入ってきた。
「あれぇ?今日なんか近くねぇ?」
いつもは窓の側に座り込む私が窓から離れた所に座っているのを不思議に思ったのか、首を傾げながら近づいてくる。
「まぁいいや。
どうせあちこち行くんだもんなぁ?」
男はニタリと笑ってそう言うと、私の前髪を掴んで立たせると頬に拳をぶつけた。
簡単に飛ばされて横たわる私の体を男達がサンドバッグのようにあらゆる方向から痛めつける。
ドレスが汚れてしまい、瑠璃華の怒る表情が浮かぶ。
切れたドレスの裾を見て、勿体無いな、なんて呑気なこと思えるのはやはり痛みを感じないからだろう。
それからどれくらい時間が経っただろう。
