銀司も気になるらしい。 『説明は後だ。 今はここを離れた方がいい。』 「御意。」 それから俺達は車に乗って屋敷まで帰った。 屋敷に着いて、組員へと返事もそこそこに早足で親父の部屋へと向かう。 部屋の前につき、俺と銀司は膝を着く。 『親父、只今戻りました。』 「あぁ、入れ。」 『失礼致します。』 スッと静かに襖を開け、親父の前に正座をする。 夜の為、濃紺の着流しを着て一段高いところに座っているのが俺の親父であり、組長。 その横には小袖を着て微笑むお袋。