全てをくれたあなたに


いつもと違う私の服装にルナは興味津々で後ろをついてくる。





『おまたせっ!変なところないかな?』





「・・・スカートが短い。」




小さくそう言う龍二。




『そうかな?でもこれ以上下がらないよ?』




「大丈夫よ!学校の どんな輩からもルナが真白ちゃんの事を守るんだから。」





『え?ルナも学校に行っていいの?』





ばっと龍二を見る。





「あぁ。理事長が親父と腐れ縁だから特別に許可してもらえた。」





『良かった、ルナも学校に入っていいって!』






嬉しくてルナに抱きつくとルナも嬉しそうに喉を鳴らす。





「ルナがいれば俺が何も言わなくても効果はあるだろうな。」





「そうね、みんなびっくりするわね。」





2人は喜ぶ私を見て微笑んでいた。