「俺は親父に報告しに行くから、真白はお袋の所に行って風呂に入ってこい。通う前に、この髪の毛は切らなきゃならねぇからその事も話しておけ。」





『うん、ありがとう龍二。』






龍二にお礼を言って微笑むと、部屋からお風呂の用意をして夏希の部屋に行った。




何故か付いてきたルナと共に。






――コンコン





『なっちゃん、お風呂行こ?』




「はぁい!・・・ってあれ?」





カチャ、とドアを開けた夏希はルナの姿を見て目を丸くした。






『多分お昼遊んでたからお風呂入りたいのかもしれない。最近暑いし。
ルナも一緒じゃ駄目かな?』





「ううん、どうせ私達2人だけだもの、ルナが来ても大丈夫よ。」




じゃあ行きましょう、とお風呂に向かった。







流石に暑くなって手袋は外したが、相変わらず黒猫の部屋着を着ている。






そして相変わらずお風呂上がりに組員に会うと、みんな揃って鼻血を吹き出す。





今ではお風呂に箱ティッシュを持ってくるのが当たり前になってしまった。