何時からだろう
物語の世界に
夢の世界に
強く
強く
憧れたのは

物語の主人公は
沢山の愛情を注いでくれる両親
何があっても信じてくれる仲間達
優しく見守り、時には厳しく叱ってくれる人達
私にはないものを沢山持ってるから

夢の中でなら望んだことが全て叶う
欲しいもの、やりたかったこと、全て思いのままに出来るから


とても憧れた


物語の中に
夢の中に
閉じ籠ることができたらどんなに楽しいだろう


どんなに頑張っても
私は物語の主人公にはなれない
でも
ほんの少しでいいから
私に夢を見させて


少しでいいから