最悪な1週間



「あ、でもやっぱり空いてました。」


けど、その苦しさは田野の言葉でなくなった。


「え、本当?」


「は、はい。」


嬉しいと思ってる私は絶対おかしい。


丸い眼鏡越しに鋭い目が見えてドキッとする。


と、次の瞬間。


「その格好…良くできました。」


田野は席を立って、私の耳元にそうささやいた。


そして教室を出ていく。


体温が上昇していくのが嫌でも分かった。