今日の私は超がつくほどの真面目女子。


鏡の中の私は、全く派手じゃない。


「明花!


とうとう…とうとう真面目に…!!」


「違うから。」


大袈裟に涙ぐむお母さん。


私はため息をついてご飯を食べる。


本当はこんな格好したくない。


田野の言いなりになんてなりたくない。


だけど、これは罰ゲームを達成するために、いやいややってるんだ。


絶対に田野のメモ通りにやったわけじゃない。


そう思ってトーストをかじった。