私があんたと初めて話したのは、友達との罰ゲームだった。


テストの合計点が最下位だった私は、あんたに告白しなくちゃいけなかった。


教室の隅で小さくなって本を読んでるあんたに告白なんて、これ以上屈辱なことはなかった。


「ねぇ、他の罰ゲームじゃだめ?」


「だーめー!


言い出しっぺでしょ!」


人の心をもてあそぶ。


そんな最低だった頃の私の話。