「……え……お前……何だ?」

キョトンとしながら私に問いかけてきた。

「なな、何だって人のファーストキス奪っといて何よ!」

「は、はぁ!?俺が……?まさか……」

間嶋君がこちらを見た

「間嶋く……」

間嶋君の顔が真っ赤になっていた。

「ごごめ……僕何てこと……ごめんなさい泣」

「え!?まま間島くん!?」

ここでは目立つから何処か場所変えて……

近くの空き教室に入った。

「うっ……ひっく」

ええ!?何!?どうなってんの!?さっきまで乱暴なキスしてきた癖に今度はメソメソ泣き出したし!

「でも信じてください!僕がキ…キスした訳じゃありません泣!」

「え?え?どういう……」

「キスしたのは俺様拓人ですよ!」

「?」

俺様……拓人?

「もう、何言ってんのかわかんないちゃんと説明して!」

私は腹が立った。そして間嶋君に顔を近づけた。


「え?」

間嶋君がいきなり顔を上げたため唇がまた当たってしまった。

「お、お前…」

「こ、これはそのあんたがいきなり顔を上げるから……!」

その瞬間間島君の手が私の顔面を隠した。

「近いんだよ。てゆーか俺を見るな近づくな関わるな。」