「家光と同じ場所を、あたしも目指します」 「才氷…うん!ありがとう!!」 あたしが強く頷くと、家光は嬉しそうに、そして力強く頷き返してくれた。 「なら決まりだな。攻め込むは織田城だ」 「家光様が築く世界に、化け物は必要ありませんからね」 赤と春日局も賛同する。 ここに、徳川と桜牙門、そして忍びが終結した。 織田を倒し、真の平和を手にするために……。