「才氷がずっとあの桜を見続けていたいって、私の傍にいたいと言ってもらえるように頑張るから」
「ふっ、在政はすごいね」
あたしは、ここまでまっすぐで、曇りのない心の持ち主を在政以外に知らない。
「在政、あたしはずっと心から仕えたいと思える主を探してた」
「うん。私も、ずっと信頼出来る人間を求めてた」
あたしは、在政の手をとり、膝まずく。
「才氷……?」
「やっと、やっと出会えた」
あたしは在政をまっすぐに見上げた。
透き通る曇りのない瞳と視線が重なる。
「私、服部 才氷は…桜牙門 在政様に、心からの忠義を誓います」
これは、あたしの誓い。
在政…在政様をあたしの主として心を捧げる。
「才氷……嬉しいよ。これから、よろしくね」
「あたしの方こそ、よろしくお願いします、在政様」
深く深く頭を下げた。
心が、満たされるような不思議な温かさがある。


