Tokyo Dark Side

象男の巨体を、真正面から受け止める松岡。

しかし松岡でさえ、その突進は止められない。

滑る足、踏ん張り切れない!

彼はそのまま駐車してある背後の車に叩きつけられた!

粉砕される車のガラス。

あまりの衝撃に、盗難防止装置がクラクションを鳴らし始める。

エアバッグまで飛び出す始末だ。

それでも。

「いいパワーしてんじゃねぇか…!」

車体に押し付けられたまま、松岡はニヤリと笑った。

歯を食い縛り過ぎたのか、口元からは血が流れている。

「我がマハルーチカの御加護に抗するか…お前は悪鬼の類か」

「どっちかってーとテメェの象面のが化け物寄りだろ」

松岡は素早く体を入れ替え、今度は象男を車体に叩き付ける!

更に窓ガラスが割れ、車体のフレームが歪んだ。