Tokyo Dark Side

事件発生から15時間半後の某日午前5時すぎ。

サービスエリアで停車中、警察官による説得中に、『手袋を路面に落とす』という突入の合図を受け、15名のSAT隊員が突入。

この突入の中に耕介もいた。

SAT隊が突入する際、音響手榴弾(スタングレネード)がバスの車内に投げ込まれ、大音響と激しい閃光によって犯人の行動を封じる。

その隙に隊員達が犯人を取り押さえようとするものの、隊員1名が犯人に左足を切り付けられ負傷した。

尚も包丁を闇雲に振り回して抵抗する犯人。

止むを得ず耕介が所持していた拳銃H&K USPを発砲しようとしたものの、悲劇は起きる。

あまりに至近距離過ぎた。

H&K USPを抜いた耕介。

その際に犯人の振り回した包丁の切っ先が銃口に接触、銃口が逸れたのだ。

発砲の直前だった事も災いした。

逸れた弾丸は、車内にまだ残っていた乗客の少女に命中。

即死だった。

…その後、事件は解決。

犯人は無事逮捕されたものの、人質のうち死者2名を出す結果となる。

そのうちの1人がSAT隊員の発砲によるものと知るや、マスコミと世間はその隊員の実名公表を叫んだ。

警察側は頑なにこれを拒否。

無論、突入の際の不幸な事故であったが、少女の遺族がこれを不服とするのは当然の事だった。