チャンスだった。

倉本は強引に振り向かせ、象男の正中線に沿って拳を乱れ打つ!

強烈な連打によって、後退する象男の巨体。

トドメとばかりに。

「せいやあっ!」

倉本の下突きが、象男の鳩尾に入った!