Tokyo Dark Side

暗殺者の殺しは、確実さを旨とする。

瞬時にして息の根を止める事を目的とした、正確無比な殺し。

まさに『暗殺のプロ』。

対して極道の殺しは、苦痛を与える事を旨とする。

殺害効率などどうでもいい。

どれだけ痛みを与え、恐怖を与え、当事者、周囲の人間に関わらず、凶暴さや残虐さを知らしめられるかどうか。

恐れられ、畏怖される事で、極道は成り立っている。

いわば『暴力のプロ』。

同じ人殺しでも、両者は対極に位置する。

どちらも超一流。

だが身に纏う殺気は、質の違うものだった。