僕は、その噂を聞いた時内心驚いた。

だけどそれ以上に嬉しかったんだと思う。

これで彼女に悪い虫が寄ってこないと思ったのに…

蛍香「ねぇ~沙戯斗」

蛍香「また私好きな人が出来たよ!!」

今彼女は満面の笑みである

だけど彼女は毎回毎回その言葉を聞いた時の僕の心を彼女は理解しているのだろうか…

僕はそんな心を押し殺し…

沙戯斗「おめでとう。蛍香姉さん!!」

彼女は顔を赤くして。

蛍香「ありがとう。沙戯斗」

そんな風に笑顔の彼女を見ていると心が苦しい…

僕に向いてないとわかっているのに…

僕の部屋から彼女が出ていくとき言ってきた。

蛍香「明日私の恋人が家に来るからちゃんと挨拶しなさいよ!!」

蛍香「沙戯斗の義兄さんになるかも知れないんだからね。」

沙戯斗「え…」

蛍香「何?どうかしたの?」

沙戯斗「はい…わかったよ蛍香姉さん。」