あともう少しだったのに…どうして…

あのやりとりの後にあの人は…

帰り道で通り魔にあってしまって…亡き人になってしまった…

蛍香「私が愛した人は死んでしまうのね…」

私は一人涙を流しながら呟いていた…

沙戯斗「また二人になってしまったね…蛍香姉さん。」

そのまま私は沙戯斗に導かれるまま屋敷に戻った。

今夜また私は沙戯斗の優しさに漬け込み…

また過ちを犯してしまった…

今私は自室のベットで沙戯斗と寝ていた…

私はふと目が覚めた。

どこからか虫の声が小さく聞こえる。

今はまだ夜なのだろう。

彼は、まだ疲れているらしく寝ていた…

私はそんな沙戯斗が愛しく思えて彼の背中にくっつきまた目を閉じた。