姉様「挨拶が遅れましたね。」

姉様「本日より屋敷に戻りました姉の蛍香と申します。」

蛍香「これからよろしくお願いしますね。」

沙戯斗「こちらこそよろしくお願いします。」

僕はまたお辞儀をした。

そこで、夢が終わったようで朝になったのか僕は目が覚めた。

自分の横を見る。そこには彼女がすやすやと寝息をたてている。

僕は彼女の頬と頭を軽く撫でた。

彼女を見ていると胸が苦しくなる。

彼女は起きたらしくベットから起き上がる。

僕は、そんな彼女を抱きしめ言った。

沙戯斗「もう、僕のもとから去らないでおくれ…」

沙戯斗「僕は蛍香の為なら何でもする…だから…」

蛍香「ありがとう…やっぱり沙戯斗は、優しいのね…」

そう言って…

彼女は、僕の顔を見ながらぎこちなくそれでいて優しく微笑んだ。