私は、どうすれば文樹くんを助けられるか考えた…。

なのに、沙戯斗と文樹くんは、何事もなかったかのように話している。

だけども私は、怖くなっていた。

今二人がどんな気分で話しているのか気になってしまった…。

沙戯斗「僕はね…もう決心したんだ…蛍香と結ばれたいと願った日から…」

文樹「お前が…蛍香さんの恋人を殺してきたのか!!」

沙戯斗「そうだよ!!僕は、あの日から…蛍香を護る為に自分の手を血で染めてきたんだよ!!」

結果私は、沙戯斗本人の口から真実を知ってしまった…。

沙戯斗が興奮して文樹に言葉を吐き散らした。

私は、自分までも殺されてしまうのかもという恐怖を感じた。

昔から私の事を大好きで慕ってくれる大事な弟…そんな弟が私の今までの恋人達を殺していた…

私は、ショックがでかすぎて目の前が真っ暗になる。

だけども…文樹くんは、沙戯斗にとっても大事友達…それを殺すまで憎んでいるとは…思ってもいなかった…