今の僕は、蛍香姉さんを僕の物にしたい。

そんな感情が狂っただけの怪物になっていた。

僕は、ただ愛してほしい…だけなのに…

僕を見てよ…

僕と一緒にいてよ…

その為に僕は、今自分がなりたいものになる為に焦燥の衝動に身を任せた…

時刻は夜中の24時。

文樹が現れた。

僕を探しているのかキョロキョロしている。

僕は、文樹の背後にそっと近づき文樹に薬を嗅がせた…

沙戯斗「ごめんね…」

文樹は、眠りに落ちて倒れた。

眠っている文樹を廃屋に連れてきた。

僕は、文樹が起きないうちに手を縛った。

そして僕は、文樹の首に縄を掛けて台の上に立たせた。

首吊りの状態になっている文樹は、まだ起きてくれない。

沙戯斗「もう少しで薬が切れる頃かな…」

後少しで親友が死ぬ…そんな事を考えていると目から涙が流れ落ちる…