「…………」


先生は無言で私の話を聞いてくれた。


「それだけです。それじゃ私は失礼します。」


私はお辞儀をしてドアの方に向かおうとしたら、先生が…


「……好きだよ……俺…本間の事好きだ。」


私は先生の顔を見る。


「俺はあいつのささえになってやりたい。いや、俺があいつのささえになりたいんだ。」


私は涙をこらえながら先生に、


「ありがとうございます」

と言ってもう一度お辞儀をして保健室をでた。